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ESSAY(2000年6月)|高田明美オフィシャルホームページ ~ Angels ~

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ESSAY

2000年に立ち上げた旧公式サイトの日記を移転しました。今後の更新は、特別に残しておきたい思いがあった時に書くかも?

2000年6月

  • Project A-Kon 日記2000年06月19日

    3泊5日で行ってきた、アメリカはテキサス州ダラスで行われたProject A-Kon の日記です。早くまとめておかないと、今月末からはロサンゼルスのANIME EXPO 2000に出掛けてしまうので頑張って書きました。宿題も2つためるとツライです もんね。台湾レポートは、色々後日談もありますので、日記は壽桃さんにお任せ して、日記の形ではなく書こうと思っています。帰国後にも晩秋には東京と、も うひとつ神戸で展覧会があります。が、夏と秋は、まだ内容は内緒で勉強してい ることと、作品制作その他で、極めて内省的で、しかもそれが私にとっての「普 通」の生活に戻ります。このいつもの生活との落差が生活の大きなアクセントに なっています。

    ◆6月1日(木)
    目覚ましは朝8時半に書けたのに、はっと気が付くと9時になっていて、大慌て で支度を整え9時48分にタクシーを呼ぶ。新宿までどのくらいだっけ?とドキ ドキしながら電車に乗って、案外ゆうゆう成田エクスプレスに間にあった。仕事 の〆切と同じで結局いつでもセーフ。待ち合わせのJALカウンターは空港第2ビ ルのはずれで閑散としていた。あんなに広いところに人がパラパラなのはちょっ とシュールな光景で、これからどこに行くんだろう‥‥なんて茫洋とした不安を 感じてしまう。エージェントの壽桃こと佐藤さん、続いてスタジオぴえろの飯島 さんがやってきて、とたんに世界は色を取り戻しリアルな光景になった。にぎや かな旅が始まる。
    スーツケースを預けて身軽になると昼食。時差に備えて飛行機では寝ることに決 めていたので、早速私はサラダと赤ワイン。飯島さん、ビールとドリア、壽桃さ んワッフルで甘いもの。時間はまだたっぷりあるので、もちろん女3人寄ったら お買いものモードに突入。ダラスは暑いらしいという情報と、アレンジしてもら った乗馬にそなえて、それぞれに日焼け止めクリームや制汗スプレーを買う。旅 行に必要不可欠の時計をわすれてきた飯島さん、空港の売店で時計を探すけれど も見つからない。あきらめて通関し、飯島さんがタバコを買おうとしているのを 見て、突然に気が付いた。「待ったぁ!そのKENT、2カートン買うと時計が付い てくるよっ」消耗品2ツで、必要な時計をゲットし、なんだか幸先の良いスター トをきった。

     フライトは約11時間。くっちゃ寝、くっちゃ寝して、熟睡は出来ないもののそ こそこ寝て、ダラス・フォートワース空港着。はぁ、無事着きました、と思った ところが空港で待っているはずのスタッフの人がいない??しばらく待ったけれ ども、現れず、コンベンション会場でもある空港ホテルに向かう。とはいえ空港 の規模は巨大で見えているホテルにたどり着くのにさらなる困難もあったのだ。 遊園地のモノレールみたいなシャトルは3路線あって、聞いたとおりに乗ったの にホテルを行きすぎてしまい、乗り換えてようやくホテル駅に着く。そこから西 と東に振り分けられた長い廊下があって、延々と府中競馬場のゴール前の坂みた いだと思いつつスーツケースを押して、ようやくホテルのEAST Sideの建物につ く。
    チェックインカウンターには大会参加者以外の旅行者の姿ももちろんあって、そ ろそろ集まり始めたアニメキャラクターのTシャツを来た人たち、早くもコスプ レを始めた人たちの様子を見て、戸惑いを隠せない日本人ビジネスマンがいた。 うーん、普通の人にはそうかもね。ここで、ようやくスタッフと合流、めでた し。
    部屋はアメリカンのサイズで日本人の私にはだだっ広い感じがしたけれど、ベッ ドが広いのは大歓迎。シャワーの勢いもオッケー。でも、蛇口が一つバカになっ ていて引っかかりが無くカラカラまわってしまうのには困った。以後、水温調節 には苦労することになる。

     ウェルカムディナーはメキシコ料理。辛いサルサをつけて食べるタコスが美味し かったのでたくさん食べる。テーブルの上に拡がった料理は量も多くて、胃がい っぱいになるまで食べてしまった。にもかかわらず、帰りはスーパーによってロ ゼワインやおつまみを買う。その後、私の部屋に再集合して、明日のスケジュー ルについてスタッフから説明を受けたあと、日本からの一行3人でおしゃべりし て、夜が更けていった。最後は、今日の日記をつけながら意識が薄れていった。 日本から行くと時差の関係で昨日の世界についてしまう。一日目は日本から数え ると38時間という長い1日が終わる。

    ◆6月2日(金)
    疲れているはずなのに、眠りが深かったせいか早く目が覚めてしまった。昨日、 満腹で寝たはずなのに、ちょっとお腹が空いていてびっくり。部屋におかれたリ ンゴを食べる。日本の果実とは信じられないくらい違う皮の厚さ。とても置いて あるナイフでは刃が立たなかった。これは、日本では繊細な皮膚を持つイチゴな どでも同じ。外国に来た実感がする。

     今日は乗馬に連れていってもらえるということで、車に乗って出発。道路から見 上げる空は限りなく広く雲が立体的で、それだけでドラマチック。A-Konの主催 者のメリさんが乗馬経験者なので、今回のことを思いついて下さったという。
    車でフリーウェイを走って1時間程で牧場に到着。木陰にはまだ人を乗せたことの ない若駒が群れている。毛づやピカピカで、削蹄されてはいるものの蹄鉄は履い ていない。優しい眼、柔らかなしぐさ、馬は本当に綺麗な生き物。そして、私た ちの乗る馬はウエスタンの鞍をつけて、もう腰回りも立派な大人の馬だ。気温は 30度くらいだと思うけれども、風が少しあってつらいほどではない、絶好の乗 馬日和。テキサス州は山が遠く、空港のあるところから5時間走らなければ着か ないそうだ。これが、空を広く感じた理由なのだろうか。乗馬コースも草原を走 る、というより初心者の人も多かったので、ポテポテつらなって歩く感じ。

     ほんの少し陽射しをさえぎる林に入ったかと思うと、待たすぐ突き抜けてしまう。乗 っている、かなり眩しくて暑い。けれども、足許を見ると草原には日本の野草と は一色派手な感じの色鮮やかな野草の花が咲いて、グラスホッパーと呼ばれる小 さなバッタが無数に飛び跳ねていて嬉しくなってくる。私の乗った馬の鞍に付い ていた鐙(あぶみ)は私には少々長めで、爪先だって乗るようだった。鐙が長す ぎて踵を落として(これ基本だよ)乗れないこと、また、手綱は片手で持ち少し たるませて乗るなど、いつものブリティッシュスタイルとは馬具も乗り方も思っ たより違っているせいで、初心者の人にちょっとイイトコ見せちゃおうという目 論見はもろくも崩れてしまったが、乗馬の楽しさは充分堪能して貰えたようで嬉 しかった。

     昼食はハンバーガーとワイン。スポーツバーのインテリアは結構お気に入り。

    ホテルに戻る道は往きより混んでいたらしく(寝ちゃっていてわからなかっ た)、Q&Aが始まる時間まで1時間を切っていた。あわててシャワーをあびて 髪を整え、いよいよお仕事。
    コスプレ会場にもなるホールの背景は結構おどろお どろしくて、私の背景としては「?」でも、集まった人たちの色々な質問に答え て、良い雰囲気だったと思う。ただ、「何故この仕事につきましたか?」という 質問は、日本でも香港でもアメリカでも台湾でも、もう何回答えたかわからない くらい答えたので、ちょっと自分としてはマンネリな気分。この会期中でも3回 以上聞かれてしまった。これからも聞かれるんだろうなぁ‥‥‥「絵が好きだっ たから」で勘弁して貰えないかないでしょうか。もし、L.A.のANIME EXPO 2000 に来られる方がこれを読んでいらしたら、是非、別の質問をしてくださいね。

    その後、サイン会。アメリカはカジュアルで気さくな国だと思う。それは、すご く良いことなんだけど、パンフレットの裏に寄せ書きでサインしたのは、ちょっ と日本じゃ無いよなぁ、と感慨深い。あと、寄せ書きシリーズとしてはTシャツ というネタもあった。5年間部屋に飾ってあったタペストリー(ただし海賊版) とか、ずーっと昔のムックや画集にサインするのは、ずっと大事に持っていてく れたんだと思って、けっこう嬉しいもの。最近はサイン会では絵を描かないの で、A-Kon 用につくったスタンプを押して、金か銀を選んでもらってサインす る。ダラスでも台湾でも金が優勢。日本の女性に限れば金銀半々。なんの役に立 つ訳でもないサイン会での金銀の好みデータでした。サイン会に来た人、会場に いる人、私が小柄なせいもあるんだけど、皆とっても大柄に見える。帰国後、 ANIME EXPO 2000で売るまどかのTシャツの打ち合わせで、思わず、大きいサイ ズにして下さいねと頼んでしまった。デザインロゴも、もっと華奢なものもあっ たけれど、そのサイズに合わせて選定。

    夜は開会式。疲れていたので途中で抜けて、部屋に戻る。休憩後、部屋で再集合 してルームサービスと買ってきたワインで夕食。
    開会式の前からコスプレイヤーが増えてきた。異空間が出来つつあった。

    ◇6月3日(土)
    久しぶりに朝ゆっくりするが、何故か小刻みに起きてしまう。部屋で昨夜の残り の果物やサービスの牛乳やクッキーで朝食を済ませる。
    11時にロビーに集合し、乗馬用品の店へ。郊外の景色が続くなか、道路沿いに ポツポツと店がある。入ってみれば、その意外な大きさに驚く。柱のない店内は 体育館にディスプレイしたようだ。一軒目ではウェスタンブーツ、ブラウス、ベ ルト、腕時計などコスチューム一式を買う。黒と茶のブーツ、どちらも素敵で選 ぶことが出来ず、結局2つ買ってしまう。茶は普段履きに、黒は年末年始の忘年 会新年会に使えそうなドレッシーなもの。昼食、久々の中華料理。実は辛いサル サが美味しくてタコスを食べ続けていた結果、口の中が荒れてヒリヒリになって いたので、中華料理はありがたかった。一時は疲れで内蔵などの粘膜をやられた のかと思って心配していたのだが、この日一日辛いものを控えて翌日にはだいた い治っていた。始めての出来事。2軒目は時間が無くて充分見られず残念だった が、子供用のピンクのテンガロンハットとそれに付ける飾りの皮ベルト、馬の親 子の可愛いフィギュア、ウエスタン乗馬の手引き書などを買い込んでホテルに戻 る。大成果に満足!
    昨日と同じくQ&Aとサイン会。昨日と違う質問も出て変化が付いて良かったと 思う。スタジオぴえろの店が開いたらしく、ぴえろの商品にサインすることが多 かった。サイン会のあとブースの並ぶ広い部屋に入り、スタジオぴえろの店にも 行ってみる。6年前に見たANIME AMERICAの時と雰囲気はやはり似ている。た だ、昔と状況が変わったせいなのか、大会の個性なのか、ブースよりもコスプレ のほうが盛んになっているように思った。

     その後、コスプレ大会をのぞく。会場はすごい熱気で、そこでコスプレイヤーの 繰り広げる寸劇に会場が波打つようだった。悲しいことに、言葉の壁のせいでそ の面白さは良く理解できなかったのだが。私も買い物でそろえたウエスタンスタ イルで参加したのだが‥‥
    最後の夜は、今回のA-Konへの出席のスポンサーで、この大会の間世話をしてく れたデジタルマンガ社のスタッフの人たちとインタビューを兼ねた夕食会。チャ リティーオークションに出したサイン会用のスタンプのお金を動物の保護施設の ために寄付した理由などについて話す。

     閉店時間になったので同じホテル内のス ポーツバーに場所を移動することになったのだが、ロビーを通過する時に、大会 最後の夜を思いきり楽しもうと会場を埋め尽くすコスプレイヤーの群れに感動 し、しばし観察。 やがて、私も西部の格好をしている勢いも手伝って、一緒に写真を撮りまくって盛り上がってしまった。
    さすがに疲れてへろへろっと部屋に戻り、お土産などの別送品を段ボール箱に詰 めているうちに眠気が襲ってきてベッドに倒れ込んでしまう。

    ◆6月4日(日)~5日(月)
    早朝から荷造り再開。当面必要のないものを段ボールに詰めるとスーツケースは かなり軽くなる。持ってきた乗馬ブーツと2足のウエスタンブーツを詰める。 部屋で壽桃さんと飯島さんを待つが、10時半の集合時間になっても来ない。送 れてやってきた2人は大量のチェックアウトの人たちでいっぱいでエレベーター に乗れなかったのだという。すぐに荷物を持って部屋を出るが、11時から昼食 会が始まるというのに何台ものエレベーターをやり過ごしても乗れず、チェック アウトしている暇が無くなる。私だけ先にパーティー会場に。飛行機の時間の関 係で昼食会の途中で退席しなくてはならないのだが、始まる気配が無く気を揉ん でしまう。A-Kon の公式フィルムのための取材を受け、皆さんより一足早くバイ キングで料理をとって、席に着く。やがて、ようやく昼食会が始まる。同じテー ブルにはサイン会で見知った顔、知らない顔が並ぶ。仕事で海外に行くと、プラ イベートでの旅行と違って、サインをすることコメントの内容を考えることなど で頭のメモリを喰いすぎてしまい、英語のアプリケーションが立ち上がらない状 態になる。もっとじかにお話しできれば良いのだがといつも思う。
    会場が暗くなり、この大会で賞を取ったアニメのビデオを編集したミュージック ビデオの上映が始まる。「ルパン3世」「ナウシカ」そして3本目の「きまぐれ オレンジ☆ロード」が、何かの縁のように流れるなか、時間切れで退席する。 空港では、つい1時間前の大会の喧噪がすでに夢のような日常空間。天気に恵ま れた今回の旅も最後は雨が降っていて、しみじみと旅の終わりを感じた。

    帰りのフライトは良く寝た、としか言えない。昨日の国を発ち、日本に着いたの は翌日の夕方だった。アメリカに残る飯島さんとはダラス空港で別れ、成田には 壽桃さんと私が降り立った。

     現地でも機内でも、ずいぶん時間があったはずなの に、やり残した打ち合わせをしながら久しぶりの日本食、天麩羅蕎麦を食べる。 日本人である。

    明日からはしばらくふだんの生活と言いながらも、月末には再びアメリカに行く ことになっている。3泊5日のアメリカの旅は、やはり大変だった。1日目のフ ライトの疲れが抜けないうちに色々な日程がやってくるのだから。とは言え、わ ずかな間に2回も訪れるアメリカのダラスとロサンゼルス、同じ国がどんな違っ た顔を見せてくれるのかが楽しみではある。 
  • 閑話休題2000年06月15日

     あまりちゃんとした料理はしないのですが、先日始めて鰯を3枚におろしました。

     実は私、まるごとの魚って、そのまま塩焼きにする以外はめったに買わないのです。知識が皆無だったので包丁で(それでもうちで一番良く切れるヤツ)おろしてクチャクチャになっ てしまいました。鰯って魚編に弱いと書くだけあって、そのはかなさと来たら想像を絶する ものでした。妹と電話して包丁はいらない、手でおろせるのだと初めて知りました。

     私の料理は全部自己流で、御飯釜のスイッチを入れてから3品作れるような簡単なものしか作らな いので、常識を知らないところはあるんですが。その後、再トライ。4尾開いて少々理解、 面白い。でも、手が生臭くなってヨモにつきまとわれました。魚の料理はスプラッタの世界 です。日々発見、美苗ちゃんご教授感謝。

     このところ、公式コメントばっかり書いていてつまらなくなったので、ちょっと脱線。

     スタジオぴえろの日記にも書いたダラス報告は、色々ありすぎでまとめるのが大変。ちょっと来週まで待っていて下さいね。

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